経営戦略、組織運営、人心掌握から心の在り様まで、兵法書から学べるビジネスの勘所は数多くあります。代から現代まで数多著されてきた叡智に触れてみましょう。
現代ビジネス兵法研究会/著 すばる舎
1,540円
【孫子:中国春秋時代の兵法書。紀元前4世紀ごろ、孫武により記されたとされる。武経七書のひとつで、歴史上もっとも有名な兵法書といえる。】 『孫子』は後世に大きな影響を与えましたが、それは軍人や為政者だけでなく、経営者・ビジネスパーソンにおいても同様です。情報の重要性、人間関係の構築、“戦わずして勝つ”という教えは、人生の教科書なのです。
太公望/原作 講談社
770円
【六韜:中国周代の軍師・太公望呂尚の手によるとされている。武経七書のひとつ。“虎の巻”という慣用句の語源となっていることで知られる。】 『六韜』は戦わずして勝利するための兵法書で、中臣鎌足や源義経も読んだといわれています。本書では銀行を舞台とし、主人公が『六韜』を武器として出世を目指します。あなたも太公望の導きで成功を掴んでみませんか?
宮本 武蔵/著 前田 信弘/編訳 日本能率協会マネジメントセンター
1,760円
【五輪書:江戸時代の剣豪・宮本武蔵が著した兵法書。地・水・火・風・空の五巻からなる。】 二天一流の祖、かの有名な剣豪・宮本武蔵の五輪書は、現代の経営者にも広く読まれています。常に機先を制し、柔軟な構えをとること。自己鍛錬を怠らないこと。ビジネスパーソンには欠くべからざる姿勢かもしれません。
福永 雅文/著 日本実業出版
1,650円
【ランチェスターの法則:第一次大戦期、F.ランチェスターが唱えた、戦争における戦力の優劣についての法則。これにより、強者と弱者それぞれがとるべき戦略が決まる。経営に転用できることが知られている。】 ランチェスターの法則には、弱者が強者と戦うときにとるべき戦略という側面があります。中小企業がトップシェア企業と戦い勝つための方策が、ここにあります。
守屋 洋/著 三笠書房
586円
【兵法三十六計:中国南北朝時代の兵法書。慣用句“三十六計逃げるにしかず”の三十六計とはこの書のこと。】 兵法三十六計では、戦況を6つに分け、それぞれでとるべき戦術が記されています。つまり、自分(自軍)に余裕があるのか、あるいは劣勢なのかによって行動を変化させるということ。ビジネスでの生き残りにも役立つことでしょう。
鈴木 博毅/著 プレジデント社
1,650円
【三国志:中国後漢のあとの群雄割拠と魏・呉・蜀の三国の興亡を記した歴史書。小説版である『演技』は特に広く読まれ、日本でも高い人気を誇る。】 曹操、劉備、孫権、諸葛亮をはじめ、英雄たちの活躍する三国志。それは軍略・謀略の物語でもあります。彼らの智謀や足跡は、現代の私たちにとって、人生の指南書となるはずです。
佐藤 正英/校訂・訳 筑摩書房
1,540円
【甲陽軍鑑:甲斐の武田氏の兵法書。武田軍の戦略・戦術だけでなく、信玄はじめ武田家や山本勘助の逸話なども記されている。】 戦国最強ともいわれる、甲斐の武田軍。そして歴史上に圧倒的な存在感を示すカリスマ・武田信玄。江戸の武士たちも薫陶を受けたという武田の闘い方、とりわけ心構えについては、現代のビジネスリーダーも備えておきたい精神だといえます。
守屋 洋/著 守屋 淳/著 プレジデント社
3,080円
【司馬法・尉繚子・李衛公問対:いずれも中国の代表的な兵法書である武経七書のひとつ。司馬法は中国春秋時代、尉繚子は戦国時代、李衛公問対は唐代末から宋の時代に書かれたといわれる。】 組織運営の勘所は軍隊の指揮と通じます。人心をつかみ、士気を上げる。戦況を読み、方針を決定する。ビジネススキルを兵書から学ぶのは、理にかなっているといえるでしょう。
齋藤 孝/著 致知出版社
1,540円
【闘戦経:平安時代に著され、日本最古の兵法書といわれる。】 著者・大江匡房は、『孫子』をはじめとした中国の兵法書の有用性は認めながらも、敵を欺く戦略・戦術は日本人の精神土壌と合わないと考え、『闘戦経』を著したといいます。正々堂々の戦い、ハートのあるリーダーシップを志す方にオススメです。
守屋 淳/著 日本経済新聞社
880円
【クラウゼヴィッツ『戦争論』:プロイセンの軍人・カール・V・クラウゼヴィッツによる戦争・軍略の書。現代においても士官学校などで扱われる。】 クラウゼヴィッツの『戦争論』は、近世ヨーロッパの風雲児・ナポレオン・ボナパルトの戦術から大きく影響を受けたと言われており、『孫子』と並ぶ兵書の最高峰とされています。本書では『戦争論』と『孫子』を対比しつつ、現代に活用する術を学ぶことができます。