「空飛ぶタイヤ」や「下町ロケット」のような、胸をすく爽快感はありません。 どこにでもいるようなサラリーマンたちの、リアリティのある言動がかえって惹き込まれます。 「自分だったらどうするのか?」と思わずにはいられない、「なぜ働くのか」「働くとは何なのか」という著者の問いかけ。 エンターテイメントではない、希望に満ち溢れた話ではないからこそ、これから社会に出て行こうとする人に読んでほしい1冊です。