「え、なにこれ?!」と読み始めた人は間もなく戸惑うかと思います。

私もなんでこの小説を復刊したんだろうと本を持つ手が震えました。

この本の復刊を決めたのは私だったからです。

 

「明文堂で復刊作品を作りませんか」と提案があった際、リストにあったものは読んだことのない本ばかり。

それもそのはず、だって現状市場に出ていない商品なのだから。

なのでその中から著者とタイトルでビビっとくるものをえいやっと選んだ結果、

これ以上ないくらいの問題作を引き当ててしまった訳です。

 

けれど、ヤバイヤバイと読み進めていくうちに、どんどん筒井康隆の世界の深みにはまっていく感覚がありました。

一作ごとに文体が違う!

そして折々にハッとさせられる鋭い視点!

この本が初めて世に出たのは1975年。今から40年以上前の本でありながら、何て新しく、何て自由なんだろう。

この自由さに読者は憧れ、より筒井作品の虜になっていくのだなと感じました。

 

なんだか同じような本ばかり読んでるなぁと感じている人には是非おすすめしたい「日本列島七曲り」

明文堂書店限定の復刊作品です。

 

日本列島七曲り
筒井康隆/著
角川書店
778円(税込)円(税込)