1月2・3日に行われた第96回箱根駅伝で起きた革命が大いに話題となっている
全10区間中7区間で区間新記録、総合優勝を果たした青山学院大学の総合タイムも新記録と高速レースとなった今大会において、NIKEが生み出した厚底ランニングシューズ「ヴェイパーフライネクスト%」を履いた選手が8割を超え、全10区間の各区間賞の選手中9人、優勝の青山学院の出場選手10人すべてこの厚底シューズを着用していた
前回大会でNIKEを履いていた選手が4割程だったのを見ると、今大会のNIKE一強化は驚異的であり、皆同じ靴を履いている、あの靴はなんだ、と一時ツイッターのトレンドにもなっていた
元々はNIKEによるフルマラソン2時間切りへのプロジェクトの元で開発された靴であり、実際この靴を履いた選手によって男子マラソンの世界記録が大幅に塗り替えられ、日本でも設楽選手や大迫選手が日本記録を更新したレースでこの厚底シューズを使用していたなどの実績もあいまって、いまや陸上競技中・長距離界で一大ムーブメントとなっている
なぜこの靴が好タイムを生み出しているのか、NIKEの次の目標は、マラソンや駅伝は今後どう変化していくのか、実際に箱根駅伝に出場した事がある著者がこの厚底シューズの魔法に迫る