新たな知と出会える場所として、好奇心を刺激してくれる図書館
今回は図書館を舞台にした物語や図書館にまつわる書籍をご紹介いたします!
有川浩/著 KADOKAWA
734円
表現の自由を守るために図書館が果たす役割はなんなのか。善悪の差異はあるけれど、真実を未来へ遺すことの意義について考えさせられます。
中島京子/著 文藝春秋
891円
日本ではじめての国立図書館の物語と戦後を生きた女性の物語。日本の図書館史を知ることができるとともに身近に図書館があることの幸せを実感できます。
泉光/著 講談社
770円
貧困と差別のために村にある図書館を利用できない少年は本の都に憧れる。ある1人の司書との出会いが少年の運命を変えていきます。世界観や設定の綿密さ、そこから発展する物語にのめりこむこと間違いなしです。
ずいの/原作 系山冏/漫画 講談社
726円
粗雑で乱暴、だけど、好奇心旺盛なヤンキー主人公があることから図書館で働き始めることに。図書館の内情や仕事のやり方についてわかりやすく知ることができます。改めて図書館に通いたくなるようなコミックです。
櫻井とりお/著 河出書房新社
1485円
図書館は学校に通えなくなった子どもたちの拠り所としても大事な場所です。いじめがきっかけで学校に行けなくなった主人公が行き場所を探してたどり着いた図書館で少しずつ自分の道を歩き始めていきます。
ミシェル・ヌードセン/さく ケビン・ホークス/え 福本友美子/やく 岩崎書店
1760円
図書館にライオンがやってきたけど、そのライオンは図書館のルールをきちんと守るお行儀のいいライオンでした。けれども、あるときそのルールを破ってしまい… ルールは守らなければならないけれど、そうじゃない特別な時もある。「ルール」ってなんだろうと親子で考えたくなります。
デイヴィッド・メリング/さく 山口文生/やく 評論社
1540円
おばけだって本が読みたい!なのに、おばけとしょかんには肝心の本がありません。おばけの世界でも物語は必要とされている。図書館があっても本がなかったら…と考えてしまう絵本です。
佐藤翔/著 青弓社
2640円
図書館情報学者である著者が「図書館の本棚はいっぱいにならないのか」「雨が降ると図書館に来る人は増えるのか、減るのか」「人はどのタイミングで図書館を使うようになるのか」などの図書館の素朴な疑問に答えてくれます。図書館を学問することの楽しさが伝わってきます。
立野井一恵/著 エクスナレッジ
1980円
図書館が本を借りて読むだけの場所というのは今や昔。地域住民の憩いの場所として、シンボルとして、サードプレイスとしての役割も備える現代の図書館は建築美や機能美という面でも行ってみたくなる場所でもあります。本書はタイトル通り「新しい、美しい日本の図書館」を写真とともに紹介しています。
仙田満/編 環境デザイン研究所/編 建築画報社
3300円
2022年7月に新館がオープンしてから来館者300万人を突破した石川県立図書館。県内だけではなく国内においても魅力的な図書館として評価の高い当館を建築構造や空間設計を通して実際に関わった専門家たちのコメントから解き明かします。