おじいちゃんやおばあちゃんと周りから呼ばれはじめると人生の下り坂を意識してしまう。
見える景色は変わってしまい、身体は思うように動かない。余生はただ朽ちていくのみ。
人生百年時代と叫ばれて幾数年。わたしたちの生き方や考え方はこのままではいけません。
『海が走るエンドロール』では六十五歳の主人公・うみ子が本当にやりたかったことを現在進行形でしています。彼女の姿を見て、いつかなくした勇気と情熱を思い出させてくれるはずです。
後悔はないのか。
このまま死んでもいいのか。
心の中で問いかけて、湧き上がる気持ちに衝き動かされて生きてみてもいいのではないでしょうか。
出会いや経験はいつの時代も代えがたい宝物です。この作品があなたのそれになることでしょう。
新しい人生をはじめることはいつからでもできる。
エンドロールの幕を引くにはまだ早い。