就職活動。

最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は

「六人の中から一人の内定者を決める」こと。

仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。

たった数分の面接で今後の人生が決まる。

人生のどこを切り取るか、どこまで本当でどこまでが嘘なのか。

そのたった一面を「そういう目」で見てしまい、一方で真実を知ればその印象は真逆に。

自分の浅はかさに落胆、そして恐怖を感じました。

怒涛の伏線回収に何周も読み返したくなる作品です。

六人の嘘つきな大学生
浅倉秋成
KADOKAWA
814円(税込)