『過酷な自然』と「立ち向かう人間」

常にそこにあり、時として人間に襲い掛かる自然。

そんな自然の脅威と戦った人たちの記録です。

大西洋漂流76日間

スティーヴン・キャラハン 箸/早川書房

990円

1984年2月、大西洋上にあったキャラハンのヨットが突如沈没し、救命ボートに逃げ込んだその時から彼の漂流生活が始まった。そこにあるのはたった一人とわずかな道具、ほかは見渡す限りの水平線のみ。知識と工夫、不屈の心で何日も生き延びるキャラハンだが、そんな彼にも死は日に日に近づいてくる。

ロスト・シティZ

デイヴィッド・グラン 著 近藤隆文 訳/NHK出版

2,420円

イギリスの伝説的探検家パーシー・ハリソン・フォーセット。彼は1925年に 黄金郷を求めてアマゾンの奥地に足を踏み入れ、二度と戻らなかった。現代のジャーナリストである著者は、残された手がかりをたよりにフォーセットの最後の探検をたどる。果たして彼はどうなったのか。黄金郷は実在するのか。結末に示される驚愕の事実。

羆嵐

吉村昭 箸/新潮社

572円

大正4年に発生した三毛別羆事件をモデルとした小説。北海道の開拓民を飢えたヒグマが襲った。村は狩場となり、繰り返し襲撃に来るヒグマに対して開拓民はなすすべもなく―。

ホット・ゾーン

リチャード・プレストン 著 高見浩 訳/早川書房

1,166円

1989年アメリカ、ワシントン近郊の検疫所内でサルの大量死が発生。原因はなんとエボラウイルスだった!致死率90%の殺人ウイルスが街に広がるのだけは防がなくてはならない。科学者たちの死と隣り合わせの最前線を描いた戦慄のノンフィクション。

世界最悪の旅 スコット南極探検隊

チェリー・ガラード 著 加納一郎 訳/中央公論新社

922円

人類初の南極点到達を目指したイギリスのロバート・スコット隊。だが初到達の夢はアムンセル隊に先越され、失意の帰路の途中で悪天候に見舞われ,,ほぼ全員が死亡した。残された遺品や生存者の話より浮かび上がる彼らの絶望の旅路。

アルピニズムと死 

山野井泰史 箸/山と渓谷社

737円

かつて「天国に一番近い登山家」と呼ばれたこともある山野井泰史。命を失いかねない危機に直面しながらも彼はなぜ山に挑み続け、なぜ生き延びるのか。自らの半生を振り返りつつその理由を見つめる。

サハラに死す 上温湯隆の一生

上温湯隆 著 長尾三郎 構成/山と渓谷社

968円

全長7000kmに及ぶサハラ砂漠。その世界最大の砂漠の徒歩単独横断に挑み、道半ばで消息を絶った日本の青年がいた。発見された彼の日記から、砂漠と冒険に魅了された若者の情熱と、行方不明に至るまでの過程が明らかになる。

クラカトアの大噴火

サイモン・ウィンチェスター 著 柴田裕之 訳/早川書房

3,080円

スマトラ島とジャワ島の間に浮かぶ火山島、クラカトア。1883年8月27日、その史上最悪の噴火はクラカトア自身をも消し飛ばし、オーストラリアでも爆音が聞かれ、津波はフランス沿岸にも届いた。死者3万6千人。だが、史上最悪の火山爆発がもたらしたのは、それだけではなかった。信じ難いほど壮絶な天災の真実と、はからずもそれが後の政治や科学に与えた意外かつ決定的な影響を、人に焦点を当てて描く。

ファースト・マン 上

ジェイムズ・R・ハンセン 著 日暮雅通 水谷淳 訳/河出書房新社

858円

「これは一人の人間にとって小さな一歩だが、人類にとっては偉大な跳躍だ」 人類初の有人月面着陸を成功させたニール・アームストロング。まさに前人未到というべき彼の壮大なミッションに隠された真実を初めて明らかにするアームストロング公認の決定版伝記。

漂流

吉村昭 箸/新潮社

880円

東京から南に約600k、太平洋に浮かぶ無人島・鳥島。江戸時代にこの島に漂着し、12年間ものサバイバル生活の末に帰還した男がいた!ノンフィクション小説の名手、吉村昭が当時の資料をもとに彼の人生を鮮やかに蘇らせる!

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