過去10年間で、世間を騒がせるほどヒットした本を1年1作品づつ紹介
長谷部 誠/著・幻冬舎
715円
2011年のベストセラー。前年、南アフリカW杯で日本代表を主将としてベスト16に導いた長谷部選手。彼が実践するメンタル術を明かした本として話題になりました。その長谷部選手は2018年に日本代表を引退し、現在37歳となりましたが、不可欠な存在として今も所属チームに必要とされています。
渡辺 和子/著・幻冬舎
1,047円
2012年。ノートルダム清心学園理事長であった著者が自身の経験から得られた知見ともとに、悩める人に贈る言葉。タイトル通り「人はどんな場所でも幸せを見つけることができる」というメッセージにたくさんの人が勇気付けられました。
池井戸 潤/著・ダイヤモンド社
1,650円
2013年。大ヒットドラマ「半沢直樹」の原作小説3作目です。ドラマ最終話があまりに衝撃的だったため、放送終了直後には夜10時過ぎにもかかわらず続きを知りたい視聴者が本書を買い求め書店に殺到する騒ぎとなりました。
岸見 一郎/著 古賀 史健/著・ダイヤモンド社
1,650円
2014年。アドラー心理学を分かりやすく解説した本です。「自分自身の人生を歩むために、他人に嫌われる勇気を持て」という斬新な内容ながら、読んですぐ実践できるその教えが多くの人に響きました。
又吉 直樹/著・文藝春秋
1,320円
2015年。第153回芥川賞受賞作。人気お笑い芸人の書く純文学として、出版前から注目を浴びていました。受賞後は爆発的に高まった需要に、本を刷っても刷っても追いつかない状況となり、最終的には芥川賞受賞作で歴代1位となる累計発行部数300万部超えの大記録を打ち立てました。
住野 よる/著・双葉社
1,540円
2016年。他人との関わりを避けてきた高校生の「僕」が、クラスの人気者である山内桜良が病魔に侵され余命いくばくもないという秘密を知ってしまったことから始まる青春小説です。デビュー作で大ヒットとなった本作ですが元々は小説投稿サイトに投稿された作品で、そこで人気となり出版されたという経緯があります。
今泉 忠明/監修・高橋書店
990円
2017年。誰でも知っている動物たちの、あまり知られていない残念な特徴をユーモアを交えて紹介する内容です。動物の残念なところを解説する文章にくわえ、リアルだけどどこか親しみやすいイラストとその一言コメントが子供たちの心をつかみ、シリーズ化される大ヒットとなりました。
吉野 源三郎/原作 羽賀 翔一/漫画・マガジンハウス
1,430円
2018年。児童文学者・吉野源三郎の歴史的名著が80年の時を経て初めて漫画化されました。その普遍的内容は現代の我々の心に響き、初めて本書を手にしたという人だけでなく、子供のころに読んだという人たちが再読するきっかけにもなりました。
樹木 希林/著・文藝春秋
880円
2019年。2018年9月に亡くなった女優・樹木希林の発言を、生前の雑誌記事から厳選した一冊。ど彼女のこか人を引き付ける、取り繕うことない生き方そのままのメッセージは、女性を中心に多くの人の支持を得ました。
宮口 幸治/著・新潮社
792円
2020年。およそ7人に1人程度いると言われる「境界知能」に焦点を当てた本。児童精神科医である著者は、多くの場合非行少年が犯罪をおこすのはその知能に原因がある、と明かし読者に衝撃を与えました。本書では彼らをサポートするための実践的なメソッドを公開しています。