学者と呼ばれる人たちは、普段何をして、物事をどのように見ているのでしょうか。
渡辺佑基 箸/河出書房新社
968円
ペンギン、アザラシ、クジラにサメにアホウドリ…大自然を生き、その生態が多くの謎に包まれた野生動物たち。彼らに直接記録機器を取り付ける「バイオ(bio=生物)+ロギング(logging=記録)」によって明らかにされた、驚きの姿とは?若き生物学者が七転八倒しながら動物たちの背景にある物理メカニズムを読み解き、進化的な意義に迫る!
川上和人 箸/新潮社
649円
鳥類学者のフィールドワークなどを軽妙かつユーモラスな語り口で綴ったエッセイ。噴火する火山、熱帯雨林、果ては絶海の孤島まで、羽をもたない鳥類学者は鳥を追うのも生半可な覚悟では務まりません。こんなタイトルの本ですが、著者はきっと鳥を偏愛しているに違いありません。
山舩晃太郎 箸/新潮社
1595円
英語力ゼロなのに単身渡米、ハンバーガーすら注文できず心が折れた青年が、10年かけて憧れの水中考古学者に。その発掘現場は驚きと発見の連続だった!イタリアに行けば、指先さえも見えない視界不良のドブ川で超レア古代船を掘り出し、ギリシャの離島で命を危険にさらし水深60mで沈没船の記録作業、コスタリカでは地元で「海賊船」と噂される船の正体を推理…そして判明した正体とは!?最新技術を武器に、世界の海でフィールドワーク中!
前野ウルド浩太 箸/光文社
1021円
幼いころに『ファーブル昆虫記』に感銘を受け、昆虫学者となった男は日本を飛び出した。向かうはアフリカ・モータニア。そこでは、サクトビバッタの大群が農作物に深刻な被害をもたらしているという。その地ならば己の知識が必要とされると考えたのだ。それが修羅の道になるとは知らずに・・・。遠い異国の地で繰り広げられる、バッタと駆け出し研究者の熱き戦いの記録。
田島木綿子 箸/山と渓谷社
1870円
日本一クジラを解剖してきた研究者・田島木綿子さんの初の著書。海獣学者として世界中を飛び回って解剖調査を行い、国立科学博物館の研究員として標本作製に励む七転八倒の日々と、クジラやイルカ、アザラシやジュゴンなど海の哺乳類たちの驚きの生態と工夫を凝らした生き方を紹介する一冊。
藤原正彦 箸/新潮社
649円
『国家の品格』の藤原正彦が若き日の苦悩を描く、感動の米国武者修行!1972年の夏、ミシガン大学に研究員として招かれる。セミナーの発表は成功を収めるが、冬をむかえた厚い雲の下で孤独感に苛まれる。翌年春、フロリダの浜辺で金髪の娘と親しくなりアメリカにとけこむ頃、難関を乗り越えてコロラド大学助教授に推薦される。知識は乏しいが大らかな学生たちに週6時間の講義をする。自分のすべてをアメリカにぶつけた青年数学者の躍動する体験記。
池谷裕二 箸/扶桑社
1100円
脳の働きについて、たくさんの本を出されている池谷さん。そんな彼の視点から書かれた、研究者として、そして父親としての愛娘の0~4歳までの成長記録。赤ん坊から幼児へすくすくと育っていく娘さんとの日常を微笑ましく思いつつ、一人前の人間として日々変化していく、脳の発達に驚かされることうけあいです。
川田伸一郎 箸/ブックマン社
2860円
国立科学博物館の川田氏はモグラ博士と呼ばれてていますが、みずからは『標本バカ』と名乗るほどの標本蒐集の日々を送っています。ゾウにキリン、ウミガメにリス・・・「珍し動物の死体が手に入った」そう連絡があれば全国どこでも駆けつける。標本作りに終わりなし。人気の雑誌連載を書籍化。
R.P.ファインマン 箸/岩波書店
1430円
ファインマン氏といえば言わずと知れた現代を代表する大物理学者ですが、大のいたずら好きでユーモアあふれる人物であったこともよく知られています。本書では、金庫破りの技術を磨き、モテる為に女性の心理を研究し、思いついたアイデアを自分自身を実験体にして試してみるなど、たくさん逸話を自ら語っています。彼を天才たらしめたものは、科学への情熱だけでなく、その陽気さと、尽きることなき好奇心のためだったのでしょう。
キャリー・マリス 箸/早川書房
990円
新型コロナウイルスの感染検査にも使われているPCR(ポメラーゼ連鎖反応)を開発し、ノーベル賞を受賞したマリス博士。世界に欠かすことのできない大発明をしたのは、サーフィンと女遊びをこよなく愛し,LSDの常用者という、おおよそ科学者らしからぬ男だった!世界最高レベルの頭脳を持ちながらも型破りな人生を送る博士の波乱に満ちた自伝。