あの頃楽しかったことは、きっと今でも楽しい。
初見 健一 箸/大空出版
803
昔は町の駄菓子屋がたくさんありました。小銭をにぎりしめて、何を買おうか真剣に悩んだものです。駄菓子屋がなくなっていくにつれ、売られていた駄菓子そのものも消えていったのだと、何となく思っていた方も多いのではないでしょうか。本書では、実はまだ存在している思い出の駄菓子たち100点を紹介。あの頃感じていた特別なワクワクが蘇ります。
レトロゲーム愛好会 編/主婦の友インフォス
1,980
1983年、ファミリーコンピューター発売。様々なパラダイムシフトを起こした、重大な出来事でした。多くの「20世紀キッズ」にとって、ゲームの原体験はファミコンだと思います。ファミコンのドット絵は、8ビット機という制約の中での試行錯誤が結実したものである反面、パッケージ絵との違いに愕然とすることも度々でした。しかし、あの「出来上がっていなさ」こそが魅力なのです。
山崎 功 箸/立東舎
2,750
言うまでもなく、ゲームはファミコンだけではありません。それ以前にもたくさんのゲームが存在し、「20世紀キッズ」たちの記憶を彩っていることでしょう。本書ではファミコン以前のゲームをビジュアルで紹介。ゲーム黎明期ということで、「出来上がっていなさ」はファミコンを凌駕します。苦さや切なさを伴った思い出に浸るのも良いかもしれません。
阿部 秀司 箸/秋田書店
1,100
ラジコンは、「20世紀キッズ」にとっては高嶺の花でした。当時でも数万円した「ホットショット」や「ホーネット」たちを、どうしたら入手できるのか、想像もできずに途方に暮れた覚えがあります。本書はまさにそういった40男のおはなし。大人になって再びラジコンに出会い深みにはまっていく様には、共感を覚えずにはいられません。
ワン・パブリッシング
990
ミニ四駆の第一次ブームは1987年に訪れました。ラジコンをあきらめざるを得ない子どもでも入手しやすい価格帯だったのに加え、コミックやアニメになったことで、人気に火が付いたのでした。そして、大人になった当時の子どもたちによって、現在でも人気を維持し続けているのです。本書で最速のチューン・アップを目指してみてはいかがでしょうか。
恩藏 茂 箸/河出書房新社
990
エアチェックとは、テレビやラジオで放送される音楽をカセットテープに録音し、個人的に楽しむことです。ラジオの前で目当ての曲が流れるのを待ち、曲頭のタイミングで録音ボタンを押す。80年代の若者にとっては当たり前の行動でした。その当時のFMラジオにまつわるエピソードで綴られた本書からは、あの時代確かに存在した熱気を感じることができます。
佐藤 哲夫 箸/大泉書店
1,430
ガンプラが初めて発売されたのは、1980年。爆発的な人気で社会現象にもなりました。最近では巣ごもり需要をきっかけとしたブームが再来しています。本書の著者はお笑いコンビ「パンクブーブー」の佐藤哲夫氏。実はスゴ腕のモデラーとして知られています。氏の指南により、大人になった今なら、あの頃できなかった工作や塗装ができるかもしれません。
グリーンハウス 箸/飛鳥新社
3,300
ビックリマンチョコの「悪魔vs天使」シリーズは、80年代~90年代に大流行しました。子どもたちはおまけのシールに魅了され、収集に血道をあげたものでした。とはいえ、大人になる過程でいつの間にかコレクションを失った人も多いはず。本書はそんなシールたちの高精度なイラストを楽しめる逸品。ついに持つことのできなかったレアシールなども堪能できますよ。
ワッキー貝山 箸/グラフィック社
1,760
ヴィンテージガチャの収集家である著者のコレクションおよそ10万点の中から、厳選したアイテムを大量収録。現在でもガチャの筺体がズラリと並んでいるのをよく目にします。勢いで買ったはいいが、いつのまにか無くしているということも多いのでは。そんな「くだらないもの」であるがゆえに失われがちなガチャ玩具の、現存コレクション。圧巻です。
黒沢 哲哉 箸/いそっぷ社
1,760
60~70年代といえば、高度経済成長期。漫画『20世紀少年』の舞台となった時代といえば、ピンとくる人も多いと思います。鉄腕アトム、鉄人28号、エイトマン。そしてアイドル、映画、推理小説…あの頃の子どもたちが体験し触れてきたサブカルチャーの数々。それらのグッズ2000点が収録された、まさに宝箱のような一冊です。