今村翔吾 箸/集英社
2,200円
「最強の楯」と「至高の矛」の対決・・。落城により一家全滅の悲劇を味わった石工は、「絶対に破壊されない石垣」による戦国時代の終結を夢見ていたが、そんな理想を打ち砕かんとする「宿敵」が現れる。
門井慶喜 箸/新潮社
1,980円
今や東京の「大動脈」というべき、不可欠の交通手段となっている「地下鉄」・・。その地下鉄を誕生させたのは、資金も経験も技術もないが、人一倍の情熱を持つ男の存在があった。
梶 よう子 箸/KADOKAWA
1,980円
絵師として挫折し、吉原遊郭に入りびたる遊び人に身をやつしながらも、絵に対する想いは燃え尽きなかった・・。その男の名は、「菱川師宣」。後世、著名な西洋画家たちを魅了した、「浮世絵」の祖として名をはせる男である。
今野 敏 箸/集英社
2,090円
独自の歴史と文化を築き上げてきた「琉球王国」・・。その歴史の積み重ねの果てに「琉球空手」は誕生した。幕末の動乱期、滅びゆく琉球王国の中にあって、その武術で名をはせ、「琉球空手の祖」と呼ばれるようになった男の物語。
増田 晶文 箸/草思社
1,980円
「流行」は、いつの時代もその裏に「仕掛け人」がいる。「歌麿」そして「写楽」といった江戸時代の著名な”エンターテイナー”を世に送り出した仕掛け人、その名も「蔦屋重三郎」。時にはお上の威光に抗い、市井に娯楽と情報を送り続けた、希桎梏の雪 代の”敏腕プロデューサー”である。
仲村 燈 箸/講談社
1,815円
若手天才棋士の登場により、沸き立つ現代の将棋界。しかして、江戸時代の棋界においても、棋士たちの相克は、静かにそして激しく行われていた。将棋家としての誇りをかけて、青春を駆け抜ける棋士たちの物語。
仁志 耕一郎 箸/新潮社
2,640円
「市川團十郎」・・その名は歌舞伎界において、積み重ねた歴史と共に燦然と輝いている。物語の主人公、七代目・市川團十郎はその中でも異彩を放ち、浮き沈みのある芸能人生を送った、「名役者」であった。
谷津 矢車 箸/文藝春秋
1,925円
一族の犠牲とひきかえに、戦国時代を生き延びた荒木村重。岩佐又兵衛は、知る人ぞ知るその遺児である。鬱屈した人生を歩んできた又兵衛は、とある絵師と邂逅したことにより、父とは違う形で、その名を歴史に残すこととなる。
玉岡 かおる 箸/新潮社
2,200円
海に生きる者ならば、誰もが大きな世界を夢見る。一介の漁師から身を起こし、北前船を操る船乗りとして名を挙げた男は、船の帆を改良することによって、希代の海商となり、江戸の海運事業に大革命をもたらすのである。
佐川 光晴 箸/左右社
2,530円
「おいらの右腕になってもらいてえ」と、幕臣・勝海舟に頭を下げられたのは、オランダ人の父と日本人の母との間に生まれた、青い目の少女・花であった。通司として、西欧列強と幕府に毅然と立ち向かい、激動の時代を生き抜いた女性の姿を描く。