生死を賭けた究極の状況、奇想天外な仕掛け、想像力の限界を尽くしたトリック、予想不可能な犯人・・・。館ものにはミステリーの「欲しい」がすべて詰まっています。
S・S・ヴァン・ダイン/著 日暮雅通/訳 東京創元社
1,100円
20世紀アメリカを代表するミステリー作家ヴァン・ダインの最高傑作ともいわれる1冊。まさに正統にして本格。憎悪渦巻くグリーン家にて殺戮の嵐が吹きすさぶ。
アガサ・クリスティー/著 青木久惠/訳 早川書房
1,034円
今さら説明不要の有名作。女王アガサ・クリスティーによる究極ともいえる一冊は、80年以上の時を経てなお多くのフォロワーを生み出し続けており、歴史に与えた影響ははかり知れません。
綾辻行人/著 講談社
946円
日本に新本格ムーブメントを巻き起こした、綾辻行人のデビュー作。たった一言のセリフで世界がひっくり返る、驚愕の仕掛け。2024年春の初映像化にあたり、三十余年越しにミステリ界に衝撃を与えたことも記憶に新しい。
東野圭吾/著 講談社
693円
劇団「水滸」のメンバーたちは、次回作の稽古のためある山荘に集う。ペンションでの殺人劇という設定に違和感を覚えながら合宿を開始した一行だが、用意された台本通りにメンバーが一人ずつ姿を消す。これはただの演出か、もしくは本当の殺人か。
小栗虫太郎/著 KADOKAWA
924円
名探偵が館で起こった殺人に挑む、という典型的な推理小説の皮をかぶった怪物のような小説。内容はひたすら衒学趣味で、読もうとするだけで眩暈がするほどに難解。日本三大奇書に一つに数えられるのも納得。
有栖川有栖/著 講談社
814円
臨床犯罪学者・火村英生が活躍する、国名シリーズの第2作。有栖川有栖といえば読者と真っ向勝負のパズルのような推理ロジックが特徴ですが、その実力は本作でも遺憾なく発揮されています。
東川篤哉/著 東京創元社
858円
コミカルな作風でありつつ、本格推理作家として一級の腕を持つ東川篤哉。天才建築家の突然の死から半年が過ぎ、未亡人の意向により死の舞台となった異形の別荘に再び事件関係者が集められたとき、新たに連続殺人が勃発する。
今村昌弘/著 東京創元社
814円
これまでになかった奇抜な状況が作りだした全く新しいクローズドサークル。現実ではあえない虚構をうまく本格推理に取り込んだ選考員大絶賛の第27回鮎川哲也賞受賞作。
阿津川辰海/著 講談社
957円
山中に隠棲した文豪に会うため、高松の合宿をぬけ出した僕と友人の葛城は、落雷による山火事に遭遇。救助を待つうち、館に住むつばさと仲良くなる。だが翌朝、吊り天井で圧死した彼女が発見された。これは事故か、殺人か。葛城は真相を推理しようとするが、住人と他の避難者は脱出を優先するべきだと語り―。
方丈貴恵/著 東京創元社
2,200円
VRミステリゲームのイベント監修を請け負った加茂冬馬。会場であるメガロドン荘に集ったのは『素人探偵』8名。しかしイベントは一転、探偵とその人質の命を懸けた殺戮ゲームへと変貌を遂げる。生き延びるには、VR空間と現実世界の両方で起きる殺人事件を解き明かすしかないーー!