6月9日はロックの日だそうです。ロック・ミュージックの歴史の中で、今なお燦然と輝くスターたちの本をどうぞ。
北中 正和/著 新潮社
858円
ロック史上最も偉大で人気があるバンド、ビートルズ。ロックというジャンルにおける特異点ともいえる彼らは、チャック・ベリーやボブ・デュランから影響を受け、同時代や後発のすべてのロックミュージックに影響を与えたと言っても過言ではない。解散から半世紀以上たった現在でも多くから愛される彼らの変遷や背景を明快に説く。
ハワード・スーンズ/著 萩原麻理/訳 作品社
3,960円
ジミヘン、ジャニジョプ、カート・コバーン…ロックの寵児として圧倒的なカリスマを持つ彼らは、皆27歳でこの世を去った。27歳で夭逝したスターたちを指す「27クラブ」。それはあまりにも奇妙な偶然の一致なのか、それとも何らかの陰謀が存在するのか。彼らの生涯を比較し、その共通点、そして彼らを結びつけるものを探る。
和久井光司/責任編集 河出書房新社
2,970円
1962年の結成から現在に至るまで、一度も解散することなく活躍し続けるロック界の生けるレジェンド、ローリング・ストーンズ。ビートルズと双璧をなすとも言われる彼らの歴史と功績を記した一冊がこちら。オリジナルアルバムだけでなく、参加作やソロ作品、映像作品まで網羅した究極のディスコグラフィガイド。
シンコーミュージック・エンタテイメント
2,970円
最も偉大なギタリストにして不世出の天才、ジミ・ヘンドリックス。メジャーデビューから4年という短い活動期間でありながら、その後半世紀以上にわたって後のギタリストに多大な影響を与え続けている。本書では彼の遺伝子を受け継がんとするギタリストたちを通し、ジミヘンの功績に光をあてていく。
yuki kuroyanagi/写真・文 リトルモア
1,980円
アメリカで生まれたパンクロックの祖ともいわれるラモーンズは、70年代のロンドンパンクブームの震源ともなった。オリジナルメンバーが皆この世を去ってしまった現在、世界で唯一、日本のファンクラブだけが今なお活動を続けている。彼らをそれほどまでに魅了するラモーンズについて、ファンクラブ会長が熱く語る。
ポール・ウィリアムズ/著 五十嵐正/訳 シンコーミュージック・エンタテイメント
2,530円
ビートルズにも大きな影響を与えた、ロック史上最も重要なバンドのひとつであるザ・ビーチ・ボーイズ。アメリカ西海岸の若者文化をモチーフとしたポップな楽曲で知られる一方で、66年の『ペット・サウンズ』ではブライアン・ウィルソンが内面を表現する新境地を見せた。ついにリリースされることのなかった次のアルバム『スマイル』を通し、彼らの音楽史を追う。
ブルース・スプリングスティーン/著 鈴木恵/他訳 早川書房
2,640円
プレスリーやボブ・デュランにあこがれロックミュージシャンとなった青年は、ロックの殿堂入りを果たし「The BOSS」の異名をとるロック界の伝説となった。不遇の時代を乗り越え、名曲(名盤)『明日なき暴走(Born to Run)』を生み出した彼が、7年を費やし自らの歴史の光と影を熱く綴った自叙伝。
河出書房新社編集部/編 河出書房新社
2,200円
ベニヤ板の手作りギターでそのキャリアをスタートした伝説のギタリスト、ジェフ・ベック。テクニックやサウンドの革新だけでなく、旺盛な探求心から他の様々なジャンルからのアイデアを取り入れ、ロックの進化を促した。日本では三大ロックギタリストとして強烈にリスペクトされてきた彼の軌跡をたどる、追悼本。
デイヴ・グロール/著 中村明美/訳 DU BOOKS
3,630円
伝説のオルタナティブ・ロックバンドであるニルヴァーナの元ドラマー、デイヴ・グロール。カート・コバーンの背中を見続けた彼は現在、フー・ファイターズのフロントマンとして確固たる名声を得ている。エネルギーに満ち溢れる彼の楽曲やライブパフォーマンスの源泉を自ら綴る文章からは、彼の謙虚さや人間性が伝わってくる。
中山康樹/著 講談社
990円
アメリカの黒人音楽として生まれたロックンロールは、ビートルズの出現によって「ロック」となったといわれている。以来、イギリスとアメリカのロックは互いに影響しあい受容しあいながら変容と発展を遂げている。本書では各時代のアイコンとしてのミュージシャンに焦点をあてつつ、現代にいたるロックの歴史をわかりやすく説明。ロックファン必修の書。